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「フランス・クラシーク・ミステール考」
もう、8月号が出てしまったが、HMM7月号は、「フランス・クラシーク・ミステール考」。20世紀前半の短編を揃えた企画。
ピエール・ヴェリ「美術館の女」
G.K.チェスタートンを記念して。と添えられた本編は、『サンタクロース殺人事件』にも登場するルピック弁護士物。500フラン札を8000枚を盗んだ銀行員が一枚を残して焼却し、首を吊った謎。なぜ、500フラン札を毛嫌いしたのか、という面白い謎だけど、結末はチェスタント的といえるか、どうか。
ジャン・レイ「黒天使」
虐待される孤児...
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2009/07/02 23:28 |
『機械探偵クリク・ロボット 五つの館の謎』
・『機械探偵クリクロボット 五つの館の謎』(HMM2009.2〜3連載('45)) ☆☆☆★
浩瀚なフランス・ミステリ案内である松村喜雄『怪盗対名探偵』では、本作に登場する探偵役クリク・ロボットを「探偵小説史上、はじめてのロボット探偵であろう」と書いている。カミは、あのルーフォック・オルメスとこのロボット探偵という二人のユニークな探偵を創造したことで知られている、とも。
クリク・ロボットは、天才アルキメデス博士が産んだ二足歩行のロボット。でも時代が時代なだけに、ブリキの身体にボタンやハ...
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2009/07/01 23:11 |
『イカロスの飛行』
・出版芸術社『日本SF全集1』購入。
・『イカロスの飛行』 レーモン・クノー('72('68/筑摩書房) ジャック・ルーポーと同じ文学集団ウリボに属したレーモン・クノーの奇想天外な小説。基本的なモチーフは、作中の人物が小説から逃げ出す、というところにある。
ピランデルロ「作者を探す六人の登場人物」(ベントリイの短編ミステリに「登場人物を探す作者」というのもあった。)や、映画から登場人物が抜け出してしまう『カイロの紫のバラ』、その原型となったバスター・キートンの『探偵学入門』などにも同様のモ...
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2009/06/27 14:04 |
『麗しのオルタンス』
・読んでからかなり経ってしまって、まともな感想にならないが。
・『麗しのオルタンス』 ジャック・ルーボー(09.1('85)/創元推理文庫)☆☆☆★
カバーに版元が「ミステリー・・・なのか?」と書いているように、金物屋連続襲撃事件の謎を扱っているとはいえ、本書の楽しみどころは、別なところにある。話者の意図的な攪乱、話者の消失などなど、あたこちで試みられている文学的実験(というか悪戯に近い)の数々を数え上げる愉しみもあるし、文学・哲学・映画(相当の映画好きとみえる)にまつわるお喋り...
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2009/06/23 23:10 |
『犯罪河岸』
札幌唯一の名画座となってしまった蠍座で、古典映画の連続上映始まる。第1回目は、クルーゾー監督の『犯罪河岸』。「はんざいかがん」ですかと聴かれて、「カガン」と読むのと初めて知る。なんとなく、「はんざいがし」と読んでいた。ま、普通に考えれば、そんなわけないよね。
・『犯罪河岸』('47/仏)
監督/ アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
主演/ シュジー・ドレール ベルナール・ブリエ シモーヌ・ルナン
原作は、S.A.ステーマン。監督は、『六人の最後の者』(『六死人』)の脚...
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2009/06/22 22:17 |
『山田風太郎が見た日本』
・5月13日、BS2「BS20歳の名作集」の枠で再放送された『山田風太郎が見た日本』を録画で観る。
2005年8月に放送されたものの再放送なのだが、番組の存在自体を知らなかったのは、なんとも、うかつだった。 視聴者の再放送リクエストで6位(ちなみに1位は、『冬のソナタ』)にランクしたというだけあって、非常に丁寧につくられたドキュメンタリーで、永久保存版としておくだけの価値がある。
内容は、昭和24年から平成5年まで、43年間に及ぶ24冊の未公開日記をメインに、風太郎が見た戦後日本の諸相を...
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2009/06/07 22:55 |
「杉浦茂101年祭」
いつの間にやら連休も過ぎ去り、もう5月も半ば。3月、4月と慌ただしく、久しぶりの更新。
連休中に、このブログをご覧の方にはおなじみ?のパラサイト・関と岩井大兄と会った。二人とも帰省だったのだが、飲んだ日は、別々。
岩井大兄は、昨年からダイエットをはじめ、知り合ってから初めてというくらい痩せていた。ダイエットをはじめた理由というのがふるっている。
「このままで死にたくない、と思った」
ついに死期を意識したか。2軒目でジンギスカンを食べ、久しぶりの肉食に涙ぐんでいた。 「最近、肉をまっ...
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2009/05/17 13:47 |